OKRについて調べた
2期前から、会社の目標管理としてOKRを利用している。 検索したりでなんとなく知っていたが、今年は色々とちゃんとしたいのでプライベートの個人OKRを立てるために以下の本を読んだ。

- 作者:クリスティーナ・ウォドキー
- 発売日: 2018/03/15
- メディア: Kindle版
OKRとは
チームが常にゴールを目指せるようなシステムには以下の3点が必要。
- 人を鼓舞し、効果を測定できるようなゴールを設定する
- やることがほかにどれだけあっても、自分とチームが常に望ましい最終形態に向けて進むようにすること
- チームのメンバーが目標を忘れず、かつ各メンバーが責任を自覚できる習慣をつくりだすこと
これら3つをシステム化するためのフレームワークがOKR。
Objective(目標)とKyeResult(主な結果)の略。
Oは成し遂げたいこと、KRはそれを実現できたかどうか判断する指標。
良いOとKRとは
朝ベットから飛び起きてやる気が出るような定性的な目標が良いO。
もしかしたら達成できないのでは?と思わせるような定量的な目標が良いKR。また、 KRは行動(日々のto Do)によってなった状態を定量化したものともされる。
良いOKRを実施するためには
- 毎週、週初めにKRを再認識しつつ、今週の優先事項の設定とKRの達成自信度を設定(更新)する。
- 毎週、週終わりに振り返りの時間を設ける。
最低限しか書かなかったのですが上記のようなフレームワークがOKR。 基本的なことは他の人が書いてたりするので、ルールの詳細を知りたい方はテキトーにググってください。
個人的に大切だと思った部分
週始めと終わりのMTGを定めることで KR達成のためには、なにに集中すべきかを意識しつつPDCAサイクルが回せる。
このことがOKRのキモだと感じた。
常にOを達成のためのKRに集中できる
週初めの、優先事項を決めるMTGによって、KRを達成するために今週何をすべきか明確になる。
明確になる、ということはつまりKR達成に必要がないこと(本文では「金のリンゴ」という表現)がなにかわかるため、KR達成に常に邁進することができる。
また、KRに対する自信度を更新することで
- 自信度が下がった場合、何故下がったか(下がった要因・環境・状況)
- 自信度が上がった場合、何故上がったか(上がった要因・環境・状況)
がわかる。
つまり、どういう要因・環境・状況にすべきかを踏まえた上で今週の優先事項を定めることができるし、週がすすむごとにその精度が上がる。
次に、週終わりの、振り返りMTGによって、優先事項の進捗とKRの達成度の更新をおこなう。
このことで、どれだけO達成に近づいているかがわかりモチベーションにつながる。
OKRに対する所感
要するに、PDCAにおいて、何故そのPDCAをまわすかを意識しつつ、その達成のためのPlanを上手く立てる。そのPlanのためのDoをおこなう。
そのためのフレームワークがOKRなのかな、と感じた。
実際、業務をおこなっていても「金のリンゴ」が発生すればそちらに気を取られてDoをおこなえなくなることがままあるが、KRを常に意識することで「これはKRに貢献することなのか?」と問うことができる。
また、このPDCAは
- 達成したいObjective
- Objectiveのために、達成すべきKeyResult
- KeyResultのために、今週達成すべき優先順位
という連鎖構造になっている。
そのため、常に適した優先順位を達成することを積み重ねることでObjectiveを達成することができる優れたPDCAフレームワークとなっている。
というわけで、このOKRの効用と意義を意識しながら今期は仕事とプライベートそれぞれでOKRをおこなおうと思う。